オーストラリアは、東京から飛行機に乗って南へ約10時間ほど離れたところに位置しており、総面積は、米国本土の4分の3、日本の20倍にも及ぶ広大な国土を持つ国です。オーストラリアの人口は2350万人で、人口480万人のシドニーを筆頭に各州の主要な都市であるメルボルン、パース、ブリスベン、アデレードなど海岸線に沿って、主に形成された都市を中心に人口が集中しており、大陸中央部と西部地域は砂漠や岩山地域にほぼ人が住んでいません。天恵の自然環境と安定して高いレベルの社会環境、そして温暖な気候で、オーストラリアは世界的な観光大国と留学大国に成りました。
オーストラリアは6つの州 New South Wales (NSW) 、Victoria (VIC) 、Queensland (QLD) 、 Western Australia (WA) 、South Australia (SA) 、Tasmania (TAS)と2つの特別自治州Canberra (オーストラリア首都自治区ACT) 、Northern Territory (NT) で構成された連邦制であり、約120民族以上のさまざまな民族が一緒に暮らす多民族国家です。
オーストラリアはまた、資源が豊富で、金融、法律、医療、情報技術などサービス産業でも世界最高水準を保持しており、アジア太平洋の国々と引き続き交流を拡大していきます。
オーストラリアの気候
オーストラリアは、その広大な国土ほど多様な気候が分布しています。南半球にあるため、北半球の国々と季節が逆であり、上に上がるほど、赤道に近づいて熱帯気候を示し、(Queensland QLDの50%以上、 Western Australia WAの40%以上、 Northern Territory NTの80%以上、), その残りの地域は温帯気候とすることができ、下に行くほど冬にさらに寒くなります。
- 熱帯雨林気候: Northern Territory (NT) の州都Darwin(ダーウィン)を中心としたオーストラリア最北端
- 熱帯性気候: Queensland (QLD) 北部のCairns(ケアンズ)を中心とした北端地域、 Western Australia (WA) 北、 Northern Territory (NT) のほとんど
- 亜熱帯気候: Queensland (QLD) 南部に位置した州都 Brisbane (ブリスベン)、Gold Coast (ゴールドコースト)とWestern Australia (WA) 中部の一部地域
- 砂漠性気候: 国土の中央とUrulu: Ayers Rock (ウルル:エアーズロック)そして South Australia (SA) 北部地域
- 温帯性気候: オーストラリアの有名な都市Sydney (シドニー) 、 Melbourne (メルボルン)、Perth (パース)、 Canberra(キャンベラ)、 Tasmania (タスマニア)など国土中部、南部地域
オーストラリアの時差
オーストラリアと日本の時差は日本の冬季には、Daylight Saving Time ( Summer Time (サマータイム)に知られている) で2時間、日本の夏季に1時間しか差がないので、留学中に家族や友人と連絡するとき非常に便利な同じ生活圏にあります。
- Western Australiaの Perth (パース)など西部地域:日本時間 -1時間
- South Australia의 Adelaide (アデレード)、 Northern Territoryの Darwin(ダーウィン)など:日本時間+30分
- Queenslandの Brisbane (ブリスベン)、Cairns(ケアンズ)、New South Walesの Sydney (シドニー) 、 Victoria의 Melbourne (メルボルン) 、 Tasmaniaの Hobart (ホバート):日本時間+1時間(日本夏季)、日本時間+2時間(日本冬季)
オーストラリアの物価
オーストラリアの物価は日本に比べて価格が高いのと低いのの区別が非常にはっきりしています。大体米、肉、野菜類をはじめ、オーストラリアで生産された食料品の価格はかなり安いですが、文具、電子製品などの工業製品はほとんど輸入に依存しているため、品質に比べて価格が高いほうです。また、レストランやフードコートでの外食費、そして電車、バス、タクシーなどの公共交通費は日本より高いほうです。オーストラリアには、Woolworthや Coles などの大型ショッピングモールが地域ごとに充実していてこれらの大型マートは毎日深夜12時まで営業をしており、ショッピングに大きな不便はありません。最近では、ALDIのような低コストスーパーマーケットも多く出たし、 K-Mart, Target, Big W のような大型マートもあり、格安のショッピングをするのに適しています。
Sydney(シドニー)、 Melbourne(メルボルン)、 Brisbane (ブリスベン)のようなオーストラリアの主要都市には、日本食料品店を簡単に接することができ、日本で生産されているほぼすべての製品を日本と似たような価格であるか、少し高い価格で購入することができて便利です。
オーストラリアの金融機関、郵便局
オーストラリアでも日本のように銀行の利用が便利で、銀行以外にも各種Credit Union (信用組合)が銀行と同じような役割をしています。これらの金融機関は、ショッピングモールなどの各中心部に位置しており、あちこちにATM自動預け払い機器があり利用が便利です。 オーストラリアの主要銀行では、ANZ, Commonwealth Bank of Australia, Westpack, St George などの各州代表の銀行があります。また、大規模なCredit Union(信用組合)も、一般的な銀行と同様に安心して利用することができます。 銀行の口座開設はオーストラリア到着後6週間以内にするのが簡単です。銀行への訪問の際、パスポートと入金する現金、そしてオーストラリアのアドレス(本人のアドレスでなくても郵便物を受け取ることができる場所)を準備してお進みください。オーストラリア到着6週間後に口座開設を希望する場合、身分証明のためにパスポートに加えて、追加の書類を提出する必要があります。
口座はいくつかの種類がありますが、入出金が自由なSaving Accountをお勧めし、口座開設後1〜2週間後に口座申込書に書かれたアドレスに銀行カード(通常デビットカード)が配達されます。初めて受けた銀行カードは、インターネットバンキングや銀行を訪問してActivate(アクティブ化)して、4桁の暗証番号(Pin Number)を決める必要があります。Activateしていないカードは使用できません。
銀行カードはEFTPOSマークがあるところでは、現金を引き出したり、支払いをすることができます。現金の引き出しは、ATM機器(一日制限金額があります)や銀行から直接行うことができ、たまに一度に多くの金額を引き出す必要がある場合、現金が不足して支払いができない場合がございますので、あらかじめ訪問する支店に連絡をしておくのも一つの方法です。WoolworthやColesなどのスーパーマーケットやガソリンスタンドでも少量の現金引き出しが可能です。
オーストラリアの銀行口座は、口座維持費があります。インターネットバンキング、テレフォンバンキングやATMを利用して、取引履歴や残高を確認することができます。
オーストラリアの交通手段
オーストラリアは、自己の車が必要な「自動車社会」と言えます。しかし、主要都市には、電車、バス、Ferry(フェリー)、モノレール、Tram(トラム)、タクシーなど、さまざまな交通サービスが充実しており、主要都市の中心部であれば、あえて個人的な車がなくても移動に大きな困難はありません。しかし、朝の出勤時間と夕方の帰宅時間、いわゆるピークタイム(Peak time)を除いた時間は、各交通手段の運行時間(タクシーを除く)が多少長くなることがありますので、事前に交通の時刻表と走行距離などを丁寧に検討すべきです。
オーストラリアの交通料金は日本に比べて少し高い方なので各州の都市で交通機関が提供する期間に応じた定期的な割引パス、時間別割引チケットなどを利用して節約する習慣を持つことが重要です。
電車を利用する
オーストラリアの電車は、各州の都市ごとに会社は異なりますが、ほとんど長い間、主要な地域を接続するネットワークを持っており、時間を遵守して運行されています。若干の違いはあるが、ほとんどの都市の電車は区間によって料金が決定され、一日単位の片道(single)、往復(return)のチケット(往復で買うのが片道で二度に分けて購入するよりも安いです。)と 注(weekly)、月(month)、または年間(annual)列車の切符などの期間に応じて割引を受けることができる定期パスで構成されています。 ただし、週末には路線工事などで一時的にバスに置き換えることもあります。
バスを利用する
オーストラリアのバスは車内放送がないため、利用バスがどこを通るのかと降りるところがどこなのかを事前に確認する必要があります。目的地に近づくと近くのブザーを押せば良いし、正確な目的地がわからない場合には、運転手に聞いてみると大体親切に教えてくれます。オーストラリアのバス運行時間は、交通状況に応じて正確に守られていないことがありますので、多少時間的余裕を持って利用することをお勧めします。
タクシーを利用する
オーストラリアのタクシーは主要な都心の場合は、タクシー乗り場で待機しているか、通過タクシーもすぐに利用することができるし、事前に予約して必要なときに利用することもできます。タクシー料金水準は、日本のタクシー料金と同じか少し低くなります。
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